殺傷のない肉

 

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酵母やカビ、バクテリアなど増殖さ

せ、それを元に人工たんぱく質から作

られる食用肉をご存知だろうか。

 

 動物の細胞を培養して作る肉もあり、

世界中の企業が取り組み、生産コスト

も下がりつつあるようだ。醸造所のよ

うな施設内で育てられたクリーンミー

トと呼ばれる「細胞ベース」の製品は、

私たちがいま食べている肉にDNAまで

そっくりらしい。しかも、糞便汚染や

抗生物質の慢性使用とも無縁と言う。

 

 これらの肉を、多くの方達はどう思

われるのだろう。

 

 肉には肉に違いはないのです。

 美味しい松阪牛と細胞レベルでは同

じで衛生的で美味しければ、どうなの

でしょう。

 

 違和感があり、異常であると唱える

人は居るでしょうか。

 

 今現在流通している肉や野菜も人が

配合したり、餌に色んなモノを加えた

り、土壌変換し、より美味しいモノに

した結果の製品ですよね。

 

 魂を込めて生産した肉や野菜と、無

機質なビーカー内で作り出されたモノ

は別だ、と考える人も多いでしょう。

常識的にはそうなのかも知れない。


 ふと思うのです。

 ヒトは生きたまま生物を蒸し焼きに

できます。何の違和感も感じず。不思

議ですよね。

 殺生せずに食糧を獲得できるのなら

それにこしたことはありません。

 

 健康を維持し、生命を継続出来る食

糧を考えた場合、作り方とは、どんな

意味があるのでしょうか。